都市を読んで、なにか発見があればいいのですが、それがなかなか見つからないという場合は、「都市を読む」という行為自体をテーマにすればいいでしょう。
「読む」ということは、様々な事柄を実際に「観察」するところから始まります。つまり、様々な観察法が可能な機能を考えてみるということです。いつもなら、大して気にもとめない対象を、どうしたら注意深く見たり体感できるかということについてです。ただ、少し気をつけなければいけないことは、憶測や印象というものに対してです。憶測や印象というものは、一旦自分自身というフィルターを通して得られたものなので、どうしても主観的になりがちです。要は、ある対象を見て、どう感じたかとか、どういうことをイメージしたかということをまず取り出すのではなく、気になった対象がどのような状態にあったのかという状況報告/記録することのほうが先に行われなければなりません。各自の印象の記録ではなく、あくまで対象の記録ということです。
それから、大島さん、猪又くんのブログにリンクしておきました。
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