すべてが決まってから制作というよりも、実際のタモの端材などで、ホゾの組み方の実験制作をしてみてください。実物大のモックアップで用いたマツやツガあるいは合板より、堅い木なので少々扱いにくいかもしれませんが、きちんと時間をかけて加工すれば、より細い部材で構造的にも充分持ちます。
このあたりから、考えだけに頼らず、実際の作業(切ったり削ったり)を通して、素材の特徴を感じながら制作してください。道具に関しても、各自必要なノコやノミやカンナを用意した方がいいでしょう(基本的には他人の手道具は使わない方癖をつけましょう)。
電動工具でも、工夫次第では難しい作業も精確に加工できるものもあるので、制作テクニックについても相談にのります。例えばルーターは、いろいろな刃を取付けて、いろいろな方法で曲線や角度のついた部分の切削/切断することができます。
電動工具の刃など(ドリル、ジグソー、グラインダなど)は常にシャープなものを各自購入することをおすすめします。切れ味の悪い道具だと、その分加工精度も劣るし、かえって時間もかかります。